〜母の終活 2軒目〜
冠婚葬祭用の斎場の見学をあとにし、次は葬儀専門の斎場へ。ここが母がチラシを持っていたところ。
これまた全くアポなしで玄関を開けて入る。誰もいないし受付もないがご用の方は受話器をお取りくださいと電話のみ。もう怖いものなしで内線用の受話器をとり、急ぎの葬儀の相談ではないが話を聞くことはできるか?と聞くと少々お待ちください。と待つこと数分。
他の方の対応をしていた従業員が手が空いたようで、個室に通してくれました。
葬儀専門の会社のため、こじんまりした式場。家族葬向けと感じました。洋室と和室の安置室があり、どちらも使っていらっしゃるご家族がいたので見学はできませんでしたが、そのほかに親族控室というところには浴室もあり仮眠もできるそう。通夜後食事を取れる部屋もありました。
さすが葬儀専門と思ったのが「エンバーミング」という技法の説明。ご遺体に防腐・殺菌処置を施し生前の姿に近づけることで、少し顔をふっくらさせたりできるそう。
(ちょっとネットで調べた豆知識ですが、納棺はご遺体を棺桶に納めること。湯灌は入浴して洗浄すること、死後硬直している体をお湯でマッサージする意味も。死化粧は入浴は必須ではなく身体を拭くこと)
母は思うところがあったのでしょう「あら、いいわね」と言葉を漏らしていました。
実は父は自分の両親や弟夫婦の葬儀の喪主を4回もつとめていますが、実家の隣は葬儀屋で父の幼馴染、葬儀の全てを仕切ってもらいました。今はその幼馴染も高齢となり葬儀屋はしめてしまったのです。
なので母は何かあった際、どうしたらよいのかと不安に思ったのでしょう。父の事だけでなく自分のことも。
こちらはは互助会制とかではなく、入会金1万円支払えば年会費・月会費不要で会員本人から2親等の親族まで何度でも会員価格で利用できるとのこと。
15万円コースみたいなパック料金はないようですが、いろいろカスタマイズできそうです。
入会するかは、また話を持ち帰るとし、母は「お父さんになんて話せばいいかわからない」という為、私から父に話すことに。続く