〜身元保証人がいない場合〜
若いうちはいいのですが、高齢になると自分の身元保証人になってくれる人がいなくなってしまう場合があります。
子供に先立たれてしまった。離婚してしまった。兄弟がいたが年老いてしまい、自分より先に介護が必要になってしまった・・など、人生100年時代となると自分も歳をとるとともに周りも歳をとることを忘れがちです。
病気や事故で緊急入院となり、急性期は過ぎたけれど、いざ転院するとなると高齢の場合、必ず転院予定の病院から身元保証人を立ててくださいと言われます。
入院中、何かあった時の身柄の引き取りや入院費の支払いなどの連絡先が欲しいのですが、身元保証人となってくれる家族や親族がいない高齢者が増えているため、身元保証人がいない方は敬遠されがちです。
そのため、身元保証サービス会社が増えてきました。個人ではなく法人に頼むのです。しかしお金がかかるため敬遠する方も多くいます。
公的なものでなく民間サービスなので高齢になって、どこが良いか探すのは難しい作業です。
身元保証人となる人がおらず病院にも施設にも入らなくて良い、自宅に帰るという高齢者も多いのですが、病状や身体状況が自宅だとフォローし切れず、すぐに再入院となる場合もあります。
今から身元保証会社を決めることはないのですが、例えば自分や親御様が住んでいる行政機関ではどんな相談窓口があるか、確認しておくだけでも違うかも知れません。