〜9月27日朝日新聞「折々のことば」より〜
『気力は眼に出る 生活は顔色に出る 教養は声に出る』土門拳
さらに秘められた感情は口のまわりに、年齢や悲しみは後ろ姿に出ると、写真家は言う。なるほど伏せておきたいものにかぎって自分には見えないまま他人の眼に晒されている。なんと無防備なこと。ただ「本人が欠点と思っているところが、実は案外、唯一の魅力だったりする」と写真家は私どもを慰めもしてくれる。『風貌』から。
という文章が9月27日「袴田さん無罪」の一面の横にあった。ふと袴田さんの表情が気になる。
日々、相談業務を行なっている身として、本人が伏せておきたいとう部分もそっと汲み取れる人になりたい。