〜木曜日の本紹介〜
角川新書 著者:齋藤孝
読んでいると、三島由紀夫や太宰治、ドフトエフスキーやニーチェ・・読まなきゃいけないのかああ〜なんて思う前半戦。しかしそこを通り越すと、さすがテレビ大好き斎藤孝先生、テレビやネットでの語彙力アップ法も記載されていました。
インプット法とアウトプット法、そしてこれからの「モテ」の指針。大学教授ということもあり楽しく拝読できる内容でした。
この本を読んで、大学生時代に新宿の喫茶店で一緒に働いたバイト仲間を思い出しました。彼女は都内のお嬢様大学に通っており、某有名大学の彼氏ができたと喜んでいたのも束の間、「彼がデートの時に、ちょいちょい会話に四字熟語を挟んでくるんだけど、意味がわからない」と。さらに時が経つと「悔しいから自分も四字熟語を会話に入れたい」と言い、バイト中も四字熟語集なるものをポケットに入れて、バイトメンバーに一生懸命話しかけてくるのです。ちょっとメチャクチャな使い方もしていましたが、インプットとアウトプット、見事な練習法でした。
しかし、彼女のその後はというと・・「一緒にいてもつまらないから別れた」とのこと。
語彙力って難しい・・。