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介護・介護予防

もの忘れと認知症の違い

〜金曜日の介護情報〜

認知症とは、脳の細胞が死んでしまったり働きが悪くなることで様々な障害が起こり、生活の上で支障が出てくる状態(6ヶ月以上継続)を指します。

昨日の夕飯は何を食べたか忘れてしまうこともありますが、それはもの忘れです。食べたこと自体を忘れ、食べていないと言うなら認知症が疑えます。

認知症の症状の一つである「記憶障害」と言うのがあります。例えば昔のことはよく覚えているけれど最近のことは覚えていない症状のことです。

昔、覚えたものはしっかり「記憶の壺」に入っているのですが、新しい情報はなかなか「記憶の壺」に入らなかったり、入っても必要な時にうまくその情報を取り出せないのです。

思い出せないことに不安になったり、自信を失っていることもあります。

また大事なものをどこにしまったかわからなくなると家族を疑ったりします。特に自立心が強い方や家族に迷惑をかけている状況であったり及び家族に迷惑をかけたくない気持ちが影響することがあります。

あまりに執拗に家族を疑う場合は、他の家族や親族、お医者さんにも相談し1人で抱え込まないようにしていきましょう。

来週も認知症の症状についてお伝えします。

ABOUT ME
ゆきコスモス
52歳女性 東京在住 夫、娘、息子の4人家族 大学を卒業後、営業職から福祉職へ転向。現在高齢者の総合相談窓口で勤務。 趣味:読書、木彫、落語鑑賞 やっていたスポーツ:水泳、バスケ、スキー、スキューバダイビング