〜木曜日の本紹介:萬田緑平在宅緩和ケア医より〜
職業柄死生観に関する書籍を手に取ることが多いです。この本は延命治療やがん治療などしなかった場合について、かなり詳しく書いてあります。
そして死ぬ間際、人間の身体はどうなるのかということも丁寧に書いてあります。
私も死ぬのが怖いので、人はどうやって死を受容していくのか興味があります。
この本を読んで、少し死ぬのが怖くなくなりました。
これから自分がどんな病気になるかわかりませんが、この本を読んで痛切に感じたことは、やりたいことをやっておかないと、死を受け入れなければならなくなった時、後悔すると言うこと。
萬田先生が実際に看取った方々のお話は涙なしには読めませんが、人は病気に殺されるのではなく老化で死ぬのだと言うことが丁寧に記載されている読み応えのある一冊です。
「家で死のう!緩和ケア医による死に方の教科書」緩和ケア医萬田緑平
発行:三五館シンシャ 発売:フォレスト出版