〜問題解決を導くには〜
私の通う美容院は電子書籍なので普段読まない雑誌を読むことができます。
「プレジデント」のバックナンバーの表紙に「得する聞き方、損する聞き方」というのを見つけ、早速読んでみました。
「なぜ」と聞かない質問術の著者中田豊一氏によると
質問は大きく3つに分かれていて「感情質問」「事実質問」「思い込み質問」に分かれるそう。
事実質問から問題解決を導くための大原則は「考えさせるな。思い出させろ」とのこと。
質問をするときに「なぜ」と考えさせてしまうと、思わず「言い訳」を考えてしまう人が多く存在するそうで、まずは答えが一つしかない事実質問をすると良いよう。
例えば、子供が宿題を忘れて先生に怒られたのなら、なぜ忘れたのかを聞くのではなく、昨日は何時に帰ってきたのかとか、家でしていたことは何かとか・・親は問い詰めるのではなく少しづつ思い出させるように声掛けをすると良いそう。
そしてただ事実質問するだけではなく、最後はいつ宿題をやれば良かったのかを自身で気がつくようにすること。
これは職場でも言えることだなとしみじみ思いました。
相談援助業務をしている私たちは様々ケースの対応をします。
新人職員には、なぜそういう対応をしたのかを最初に聞くのではなく、例えば、いつ連絡を受けたのか、相手がなんと言ったのか、誰が同席していたのか・・などなど、まずは事実を聞くようにしなければなりませんね。
なぜと聞いてしまい、新人職員が責められていると思い込んで言い訳から始まってしまわないように・・、
事実を質問し、事実を積み上げていきながら、新人職員自らが利用者の本当の課題を見いだせるような、そんな指導力(質問力?)のある先輩になりたいと美容院にて思った次第です。