〜聖心会シスター鈴木秀子 かんき出版〜
こういった自己啓発本はよく読んできましたが、初めてシスターが書いたものを読みました。
人生後半戦ともなればどうしてもできないことが増えてきて、体も老いてきます。
しかし、鈴木シスターは「比べない。とらわれない。老いを恐れない。」と言っています。
体調が悪かったり、仕事がうまくいかなかったり、気になることを言われたり、日々機嫌よく生きることは本当に難しいですよね。
鈴木シスターは人の話を聴くことはシニアの大事な役割と話されていますが、決して相手の不安や不満まで吸い込まないようにと言っています。
又、どうしてもイライラしてしまったら、まずイライラしている自分に気づくこと。そしてそれ以上何も考えない。イライラを取り除こうとかイライラの原因を判断しようなどせず、まずは深呼吸して、動く(別のことをする)ことが大事なのだと。
私はイライラすると、そのことがずっと頭の中でグルグル回って頭から離れなくなり、感情もそこに縛られてしまいます。
しかしこの本では誰かのせいにしてしまうことは自分を汚すことだと書いてあります。イライラするといつの間にか誰かのせいにしたりして・・でもそんな自分はやっぱり嫌なので、それなら鈴木シスターのいうようにイライラした自分に気がついたら深呼吸をして、そこから動く!はいそれでおしまい!
が良いのだなと心から思えました。
機嫌よく生きる。心を整えながら生きる。
人生後半戦、お世話になっている多くの方々の中で、お互いを大切にしながらしっかりと自分軸を作っていきたいと思いました。
鈴木シスターありがとうございました。