〜東畑開人 角川書店〜
今まで精神科医の先生が書いた本を手に取ることが多かったのですが「家庭で、職場で、誰かをケアするあなたへ」という本の帯が目に止まり購入した本でした。
「ある日突然、身近な人の具合が悪くなる。」
そんな時のための素人向けの本ということなのですが、東畑先生はこうも言っています。
「こころのケアの9割5分は素人によってなされている」
しかし素人が行うケアで留意しなければならないのは「晴れの日の心理学」と「雨の日の心理学」があるということ。
これぞ私が知りたかったこと。
「こころのケア」とは。「こころをわかる」とは。が丁寧に記されています。
身近な人のこころに突然雨が降り出す。
傘を差し出したいけど結局私のこころもずぶ濡れになってしまう。
そんな私も元気になるための技術が書いてありました。
もう一度今度は付箋をつけながら読み返そうと思っています。
カウンセリングルームを主宰している臨床心理士の東畑開人先生の本。おすすめです。