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ライフスタイル

介護分野における「生産性向上」とは

〜人口減少時代に向けて〜

人口減少時代の中でさらに介護人材不足が増長する事はデータで明らかにされています。

一人一人の生産性を上げていかなければ、もう日本の介護保険制度は制度があっても人がいなくて使いものにならない・・となってしまうかもしれません。

実際、介護業界全般どんな職種で募集をかけても応募がありません。

厚生労働省の「介護分野における生産性向上ポータルサイト」では、介護サービスにおける生産性向上のとらえ方として「一人でも多くの利用者に質の高いケアを届ける」と、介護現場の価値を重視し介護サービスの生産性向上を「介護の価値を高めること」と定義しています。

そのためには ①人材育成 ②チームケアの質の向上 ③情報共有の効率化 に取り組むことをすすめていますが・・

これがなかなか難しい・・。①の人材育成についても

一般の企業と違って、介護の職場は春に新入職員が一斉に入社し新人教育を行うと言う状況ではなく、万年人手不足のため、経験者未経験者に関わらず年度途中であろうとなかろうと、募集し続け都度採用をしていかないと現場が回らない現状があります。

その中で人材育成をしなければならないことは、教える側もかなりスキルが高くないとできません。管理職や中堅職員が新人教育(OJT )を行いながら自分の仕事も行うことで、新人はきちんと教えてもらっていない感が残り、中堅職員は業務量の多さにバーンアウトしてしまいます。

このような人材不足ゆえの悪循環の中で、厚生労働省がいう「働く人のモチベーションの向上・楽しい職場・働きやすい職場作り」を考え、介護サービスの質の向上や人材の定着や確保につながるよう考えていかなければなあと思う今日この頃です。

https://www.mhlw.go.jp/kaigoseisansei/index.html

ABOUT ME
ゆきコスモス
52歳女性 東京在住 夫、娘、息子の4人家族 大学を卒業後、営業職から福祉職へ転向。現在高齢者の総合相談窓口で勤務。 趣味:読書、木彫、落語鑑賞 やっていたスポーツ:水泳、バスケ、スキー、スキューバダイビング