お兄ちゃんごめんね。
母と姉と私で飛び込んだ占い館。兄の了承もなく・・っていうか言ったら絶対やめてくれと言いそうなので、これは絶対内緒にしておこうと女性陣で約束し、兄の生年月日を告げ「算命学」の結果を待つ。
ちなみに「算命学」をウキると『算命学は、中国に発症した干支歴をもとに、年と月と日の干支を出して、人の運命を占う中国占星術・・・云々・・なお中国で算命という言葉は「運命を算出する」を意味しており、命理学全般を指す用語である。従って生年月日の干支から人間の特性、運命を押し量ろうとする術を算命学等と呼ぶのは日本独特の用語である。・・・』というようなことが書いてあります。
算出された結果が占い師さんのもとに届き、説明をしてもらうと、兄の今後の人生としては、結婚できるとかできないとかは言えないけれど、お金も健康も家族運もそう悪くないとのこと。天中殺もいつの間にか終わっており結論から言うと安泰であるし、結構普通の人ということがわかった。
というのは私たち３人は兄のことを「ちょっと変わっている人」と思っていたからだ。結構普通の人だったんだね・・が感想。
しかし、２〜３年後に家族で苦労する・・というような話が出た時、母が「あ〜、私かパパに何かあるわね。」と呟いた。確かに独身の兄にとって一番近い家族は母や父だ。母は兄を占うことによって自分達夫婦がいかに迷惑をかけないで生活ができるかを考えているのだ。
そんな時、姉が「ねえ、お父さんもついでに占ってもらおうよ！」と。
