〜ガラスの仮面世代的子育て〜
多分、私は良い母親にはなれないということは自覚していた。
私の母は専業主婦だった。父親も自営業だったので家にいるし、祖父母も一緒に住んでいたので、何の心配もなく育った。
私はというと、子供がいても働いた。鍵っ子にしてしまったし、寂しい思いもさせてしまった。かなり厳しいことも言ったと思う。
私は、良い母親にはなれないけど、良い母親を演じることはできるのではないか・・思っていた。子育てで困った時は、良い母親だったらどう行動するか?良い母親だったらなんと声かけするか?と考え、良い母親を演じていた・・つもり。
ガラスの仮面の北島マヤちゃんだって、家事はてんでダメだけど、演技をさせると役そのものになってしまう。舞台の上のマヤちゃんはなんだってできるスーパーマンだ。
私だって、マヤちゃんのように良い母親を演じていたら、いつの間にか役そのままの良い母親になれるかも・・なんてね。
って、良い母親の定義なんてなくて、自分でもよくわかってないけど・・。
そして、今では自分の子供達ももうとっくに成人。いつか聞いてみようかしらん。あなたの親はどんな人でしたか?そして自分が親になったらどんな親になりたいですか?