〜木曜日の本紹介〜
発行所:朝日新聞社 著者:手塚治虫
手塚治虫が描いた最後の作品。
未完で終わっていますが、手塚先生の「ファウスト」は途中まででも読んでみたいと思い手に取りました。
科学と生と死と。そして富と快楽と・・そしてそして‥。
もちろんゲーテのファウストよろしく悪魔メフィストも登場します。しかし女性の姿で。本体は霊なのでどんな格好にもなれるはずですが、そこは手塚先生です。
手塚先生はこの作品を最後病室で描かれていたそうです。死と隣り合わせで書き続けていたのでしょう。そして最後をどう描きたかったのでしょう・・。未完となってしまった事が残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。