〜バンダイさん是非再販を〜
私がプリモプエルに出会ったのは、千葉県の特別養護老人ホームにパートで働いていた時でした。子供を保育園に預けながら平均要介護度が4以上あるような施設でしたので、体力的にもキツく、私はもっぱら入浴介助に追われているような状態でした。
その時の施設長が年配の女性の方で、このプリモプエルを施設長室で可愛がっていたのです。
ある日、そう介護度は高くないのですが、天涯孤独になってしまったSさんという女性の利用者さんが入所されました。とても愛嬌のある方でしたし、私たちスタッフにも気遣ってくれるような方でした。
そのSさんに施設長が自分のプリモプエルをプレゼントしたのです。Sさんは大変喜び、ベットの横に置いていつも一緒に過ごしていました。
「だいすき!」「ちゅーしてもいいよ」「つかれてなあい?」とプリモプエルが話しかけます。Sさんは「この子がいるから寂しくないよ。」と言っていました。
今、我が家にはプリモプエルが2体います。最初に購入したものはもう壊れてしまって何も喋りません。もうバンダイさんは製造を中止していますが、またプリモプエルのような人を癒してくれる 人を勇気づけてくれるようなお人形さんを販売してくれることを願っています。