〜リアル『この世界の片隅に』〜
昭和生まれの私には、なんだか涙が出そうなほど懐かしい博物館でした。
私が育った家も「襖」や「すりガラス」が多くあった家で、隙間風が寒かった‥。
掘りごたつに折りたたみ式のちゃぶ台をくっつけて祖父母も含めた大家族で、狭いところでご飯を食べていました。
「昭和」は戦争と戦後の激動の時代、庶民の暮らしも大きく変化した時代ですよね。
「昭和の暮らし博物館」は戦争アニメ映画の「この世界の片隅に」の主人公である「すずさん」が暮らしたような一軒家が丸ごと残ってるような博物館。
昔は、家で生まれて、家で病気を治し、そして家で亡くなる‥。
令和の今では考えられない生活ですが、私たち50代の親世代が生きてきた時代です。
高齢の方の中では、もう昔の家は思い出したくもない‥という方もいらっしゃると思います。
しかし福祉の仕事をしている私としては、その方が生きてきた時代を心の隅におきながら、接していきたいと思っているのです。
ひとりひとりの想いの全部はわからなくても少しでも心を寄せて相談業務を行っていきたいと思っています。

昭和の暮らし博物館は金・土・日・祝日のみ開館
https://www.showanokurashi.com